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[Windows7] パソコンのProxy設定

      2017/08/20

今回は、WindowsのProxy設定についての話

会社などで数百~数千のPCが使われている環境だと、ある程度セットアップしたパソコンを利用者に提供しているところもあると思います。

ただ、提供後に利用者側で色々いじられたり、導入したシステム要件で変更したりと、いつの間にか最初の設計から変わってしまうことが良くあります。

確認する際に設定場所を忘れないよう、代表的な3つの設定をまとめておきます。

 

目次

ユーザーのプロキシ設定

Windowsではユーザープロファイルというものがあり、ログオンしたユーザー個々で設定を保持することができます。

ユーザーで設定できるProxy設定は「インターネット オプション」にあり、GPOなどで固定されていない限り、自由に変更が出来ます。

 

0001

 

■自動構成スクリプトを使用する

⇒Proxyの例外やサーバーなどの設定を記載したpacファイル等のURLを記載します。

■LANにプロキシ サーバーを使用する

⇒直接サーバー名やIP、使用するポート番号を入力します。「自動構成スクリプトを使用する」と両方が有効の場合は自動構成スクリプト側が有効になります。

 

普段インストールするアプリケーションはここの設定を使用する事が多いため、管理者が意図しないプロキシサーバーへの通信が発生している場合はここをチェックしましょう。

注意点として、プロファイル毎に設定を持っているため、アプリによっては「インストールしたプロファイル」の設定を使用する事もあります。

複数のプロファイルがある場合はすべてチェックしましょう。

 

 WinHTTP プロキシ設定

Windows7の場合、コマンドプロンプトから設定を参照、変更が可能です。

デフォルトは直接通信になっていますが、アプリによってはここの設定をしないと通信ができないことがあります。

なお、変更する場合はコマンドプロンプトを「管理者として実行」する必要がありますので注意してください。

■WinHTTP プロキシを確認する

以下のコマンドを実行します。
「netsh winhttp show proxy」

■WinHTTP プロキシを変更する

直接指定する場合は
「netsh winhttp set proxy サーバー名(orIP) ポート番号」

IEの設定を指定する場合は
「netsh winhttp import proxy source=ie」

■WinHTTP 設定を初期化する

直接指定する場合は
「netsh winhttp reset proxy」

 

 Bitsadmin プロキシ設定

最後にBitsadminコマンドで設定するプロキシ設定

ローカルシステムのProxy設定と位置づけられて、BITS (Background Intelligent Transfer Service) 機能を使用する際に使用される(らしい)です。

ここが弄られていることはほぼ無いと思いますが、どうしても正常な通信が出来ない場合はここもチェックしましょう。

こちらも変更する場合はコマンドプロンプトを「管理者として実行」する必要がありますので注意してください。

■Bitsadminプロキシを確認する

コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行します。
「Bitsadmin /util /GetIeProxy LOCALSYSTEM」

ここで設定した値は以下のレジストリに登録されますので、レジストリエディタからも確認できます。
キー:HKEY_USERS\.DEFAULT\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\Connections
値:DefaultConnectionSettings

また、GPOでInternet Explorerの[接続の設定]を配布した場合もこのレジストリ値に反映されます。

■Bitsadminプロキシを変更する

設定を変更する場合は、コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行します。
「Bitsadmin /util /SetIeProxy LOCALSYSTEM MANUAL_PROXY サーバー名(orIP):ポート番号」

プロキシを使用しない事を明示的に設定する場合は
「Bitsadmin /util /SetIeProxy LOCALSYSTEM NO_PROXY」

設定を自動検出する場合は、以下のコマンドです。
「Bitsadmin /util /SetIeProxy LOCALSYSTEM AUTODETECT」

 

 - Windows7, インフラ

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